2015年02月18日

仕事人の技を見た!

「ぬかなめし」と漆皮箱をつくる技術を学ぶため、はるばる熊本から工芸作家の方が来られるということを聞いて、姫路・御着に見学に行ってきました。
ぬかと塩の水溶液に1ヶ月以上もつけておくと、するすると毛が抜けます。薬品などを使わないエコな方法です。太鼓店では今もこの方法でやってるところもあるようです。
毛が全部抜けたら、一輪車に積んで用水路で塩抜き。2時間ほどこのまま水の中。
水から上げたら、今度はうらの「にべ」をとります。
美しいです!でも皮は水分を含んで分厚く、大変重たい重労働です。おっちゃん、御年73才!姫路でもこの技ができる人は他にいないでしょう。
黒毛和牛1頭分。
箱の木型に皮をくるんで、釘で固定します。3ヶ月ほど乾かすと、皮の箱ができあがります。そこに漆を塗っていくということです。
どんな作品になるか、とても楽しみです。


川に向かう職人集団ってところでしょうか。  


Posted by アトリエティーダ at 20:59Comments(0)アート太鼓